new age

vol.3 6/12 - 6/21

This time, the project aims to support undiscovered creators and contents that landed in Japan for the first time, we will hold the third art exhibition “New Age” with Hiroki Niimi & Machi Sugita -- two people who are currently in the spotlight.

未発掘のクリエイターや日本初上陸のコンテンツなど、表現の場としてのプロジェクトのもと、今回、新美宏樹、杉田万智の今注目の2人のアーティストと共に、第3回目のアート展「New Age」を開催します。

 
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The Artists

Machi Sugita 杉田万智

高3の予備校帰りの街灯のぼんやりとした光や街並み、夕暮れから夜にかけての電車から見えるネオンサインの看板、水たまりに映り込んで輝くもう一つの世界、などに昔から惹かれていました。

深夜、暗闇の中に強く輝くコンビニを見ると安心します。夜景や家路に灯る光を見ていると「生きている」と実感します。光は人がいる証拠であり、1人じゃないと思える光は私に安心感をもたらしてくれました。

2年の夏休みに入る前の授業で初めて香港のネオンサインの看板を描きました。何を描きたいのかが分からない曖昧な気持ちでたまたま一眼レフに入っていた香港の旺角の風景を描きました。久しぶりに絵を描く事が楽しかったこの授業をきっかけに、ネオンサインの作品を制作するようになりました。香港の風景に感銘を受けた私の作品はネオンサインと看板を組み合わせています。ネオンの光が希望や安らぎだとすれば、看板は道しるべ。進む方向を教えてくれます。前向きな気持ちが看板には込められていると思います。

そして私の作品は主に社会問題をモチーフにしています。大嫌いなこの理不尽な世界を希望の光で照らして、様々な問題についての前向きな意味を表現しています。作品ごとに異なる題材の社会問題について考えるきっかけとなればと思います。

私たちが世界を変えることは出来ないし、人間がひとつになることは不可能です。

でも世界を変えることは出来るかもしれません。

経歴

2000年生まれ
現在女子美術短期大学部造形学科美術コース研究生在学中
2020年 第7回「未来展」-日動画廊 美術大学学生支援プログラム-、「Women Artists Collection『私』」(森の美術館・千葉)、「シブヤスタイル vol.14」(西武渋谷店)
2021年 「JOSHIBISION」(東京都美術館)

Niimi Hiroki にいみひろき

多摩美術大学卒業後、アートディレクターとして広告や、音楽、ファッションのアートディレクションをやりつつ作家活動を開始。デジタル=不自由 アナログ=自由 の定義の元デジタルの世界をアナログに落とし込むアートワークを展開。にいみひろきは絵画を通し、「クリエイティビティ」の生産と消費を急速なスパンで繰り返す、今日のデジタル化された社会の状況を批判的に考察します。

ウェブやSNS 上において使用され、そして放置されたデジタル広告をはじめとするクリエイティブ・イメージを象徴的に引用しつつ、それらイメージの断片を絵画というアナログなメディアに再構築します。

にいみの制作的スタンスは50 年代において消費社会に批判と再考を促した状況派(Situationism) と通じる部分を持ちながら、

一方で彼の視線は一貫して「デジタルシフトによって加速するクリエイティヴの消費」という点に向けられています。浪費され廃棄されていく人間の創造力。その状況に対する痛烈な批判精神が彼の制作の根底に横たわっています。作品化のプロセスにおいて、徹底して物象性にこだわります。

自らも広告制作に携わってきた彼にとって今日の「クリエイター」とは、その多くがデジタル・イメージを生産する機械に近く、そこに永続性や独自性は求められません。その反発として、消費が前提となっているデジタル・クリエイティヴを物質に変換し、自らの視点を織り交ぜ、新しい視覚言語として提示します。彼の活動は、それそのものが私たちが持っている創造性とその行使に対する肯定であり、

同時に凄まじい速度によって生産と消費のサイクルを繰り返す現代に対しての警鐘であり、

そして一つの反抗のあり方を示すものとも言えるでしょう。

@taguchi_art_review

今日から代官山のUP SIDE DOWN Galleryで始まった「new age vol.3」に行ってきました。

今回は新美宏樹さん、杉田万智さんのお二人の作品が展示されていました。

新美さんの作品は、飲み物や嗜好品など身近なものをモチーフにして、シルクスクリーンなどの技法を織り交ぜて制作されているそうです。香水の作品の色づかいが特にきれいでカッコよかったです。

杉田さんは、西武渋谷店で開催されたグループ展「nine colors」で初めて作品を拝見してファンになったんですが、今回の作品も素敵すぎてじっくり見入ってしまいました。

各作品に込めた思いや、制作方法などを杉田さんから直接お伺いすることできて、とても有意義な時間になりました。

 

Story writer Tokyo feature

2020年秋にスタートしたUP SIDE DOWN Galleryは「境界線のない世界」 をテーマに、流行に流されない新しい価値観をショップから発信してきた。

未発掘のクリエイターや日本初上陸のコンテンツなど、表現の場としての プロジェクトのもと、今回は新美宏樹、杉田万智の今注目の2人アーティストと共に、第3回目を開催する。(玉澤香月)

 

Artist autographed ready prints!

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